筋肉痛が起きる時間差と年齢は関係なかった?その原因と対処法・予防法について
友人がフットサルで筋肉痛になりました
こんにちは。ユウキです。
みなさんは運動の後、筋肉痛になりますか?
なるとしたら、運動後すぐでしょうか?
中には2日後に遅れて、という方もいるではないでしょうか。
そして、筋肉痛についてこんな話を聞いたことはありませんか?
「若いうちはすぐ来てたけど、やっぱ年取ると二日後とかに来るねー」
最近フットサルで筋肉痛になった友人が、こんなことを漏らしていました(笑)
年齢を言い訳にしたくはないですが、やっぱり学生のころに比べると自分も。。。ということが沢山ありますね。
ただ、筋肉痛が遅れてくる理由と年齢は、本当に関係があるのでしょうか?
そう疑問に思って、いろいろ調べてみました。
今日は、筋肉痛についてご紹介します。
筋肉痛はなぜ起こる?そのメカニズムとは
筋肉痛は運動によって生じる筋肉の痛みです。
昔は、疲労物質の「乳酸」が筋肉痛を引き起こすとも考えられていましたが、最近では運動で損傷した筋繊維を修復する際に起こる「炎症」が原因という説のほうが有力のようです。
運動やトレーニング等で普段使わない筋肉を使ったり、同じ動作を繰り返したりすると、筋繊維に細かい傷ができます。
傷んだ箇所を修復するために炎症反応が生じ、ブラジキニン等の刺激物質が痛みを生み出して、筋肉痛になるというのです。
筋肉痛の種類と年齢との関係性
筋肉痛と一言で言っても、大きく分けて2種類あります。
それが「即発性筋痛」と「遅発性筋痛」です。
即発性筋痛
即発性筋痛は急性筋肉痛とも呼ばれ、運動した直後、早ければ運動している最中に起こる筋肉痛です。
原因は、激しい運動です。
激しい運動で筋肉に強い負荷がかかり、過度の緊張状態が続くと血の巡りが悪くなります。
その結果、筋肉の代謝物である「水素イオン」が筋肉内にたまりやすくなって筋肉痛が起こるのです。
遅発性筋痛
遅発性筋痛は、運動して数時間から数日後に生じる筋肉痛です。
みなさんがイメージする筋肉痛は、大体こちらでしょう。
原因は、筋肉が引き伸ばされる「伸張性収縮運動」です。
これは、たとえば下り坂を駆け降りたり、重い荷物を下ろしたりして筋肉を伸ばしたときの負荷から起こる筋肉痛です。
つまり伸縮に強い(筋繊維を損傷しない)筋肉であれば、遅発性筋痛は起こりにくくなります。
そのため、年齢との関係性はなく、むしろ生活習慣や日頃の運動不足等のほうが原因になりえるのです。
とはいえ、齢を重ねると身体を動かす機会が減りがちなので、どうしても
「加齢だから筋肉痛が遅れてくる(=遅発性)」
と考えてしまうんですね。
大事なのは、適度な頻度で運動を心掛け、日頃から身体を動かすことです。
筋肉痛になったときの対処法と予防法
筋肉痛は、まず痛みがひどい場合は筋繊維がダメージを受けて炎症を起こしている状態なので冷やすことが大事です。
ひどい痛みが治まってきたら、今度はぬるま湯(38~40度)で温めましょう。
たまった疲労物質を流れやすくすると同時に、筋肉が必要な酸素や栄養を取り込めるよう筋肉組織の血流を促すためです。
無理のない範囲でストレッチやマッサージをするのも効果的です。
食事の際にたんぱく質やビタミンB群、ビタミンCを摂るとさらに良いようです。
もちろん睡眠も大事ですので、いつもより早めに就寝することをオススメします。
予防法は、上でも書いた通り「日頃から身体を動かすこと」です。
普段から全身を動かす有酸素運動(ジョギングや水泳、エアロビクス、サイクリング等)とストレッチを行い、筋肉の柔軟性を高めましょう。
まとめ:日々のケアでケガしにくい身体づくりを
繰り返しになりますが、大事なのは日頃からの習慣です。
ぜひ適度な運動を意識して、ケガに強い身体づくりをしていきましょう。
僕も他人事ではないので、日頃から身体を動かしておきます(笑)
それでは。